パルミジャーニ・フルリエ プレ SIHH 2019新作「トリック クロノメーター」

 2017年にパルミジャーニ・フルリエは、ミシェル・パルミジャーニが最初に設計した時計を新たなデザインで復刻したモデル「トリック クロノメーター」を発表しました。そして、2018年12月、この代表作が、松かさのらせん構造をイメージした装飾を施した、美しいダイヤルを湛えて登場します。

ギョーシェダイヤル

「まず装飾に目を奪われるモデルですが、これは黄金比に基づいているためです。このダイヤルの中に、私たちの周りの自然の中に遍在する、フィボナッチスパイラルの調和を見てとれます」

 ミシェル・パルミジャーニは、新しいトリック クロノメーターの、手彫りのギョーシェダイヤルをこのように語っています。同心円を描く模様は、自然界に無数に見られる黄金比の例のひとつである、松かさの笠の配置を想起させます。繰り返すパターンのギョーシェ装飾は、手作業で刻まれます。これほどに細かな細工を均一に彫りあげることのできるマニュファクチュールは多くは存在しません。それぞれ12時位置と6時位置に配された、パルミジャーニ・フルリエのロゴとCOSC認定証の「Chronometre」の文字が均一の装飾から浮かび上がっています。外周を周る細いミニッツトラックと均整のとれたアラビア数字、半透かし細工の槍型の針もすべてがギョーシェの美しさを引き立たせるために、控えめなデザインです。

ベゼルが特徴的なケース

 トリックの特徴であるベゼルのローレット加工は手でつくられており、デザインの大きな魅力です。1997年の誕生以来、すべてのトリックピースのベゼルは、ジュラ州ル・ヌワールモンにいるただひとりの熟練職人が手がけてきました。モルタージュ装飾の技法は特殊で、ローラーを使って流し込んだ金属の素材に、細かく均一な刻みをつけていきますが、同じ動作を適度な力と正確な腕をもって繰り返す必要があり、少しでも失敗すれば初めからやり直しです。モルタージュ装飾はすべてに個性があり、その装飾がなされるトリックも同じようにひとつひとつが個性的です。

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